先日、パールネックレスの糸替えのご依頼が重なったというお話をしました。
すでに糸替えは完了しました。
すべてあこやパールでしたが、
糸での普通仕立てとオールノット、ラウンド(丸)とバロック・・などなど。
バリエーションに富んだ糸替えでした。

せっかくなので(?)糸替えのお道具のご紹介。
FinoLino 真珠を編む教室 の受講をご検討中の方のご参考になるかもしれません。

左上から時計回りに・・・
・糸はグンゼGPT(高密度ポリエチレン100%)を使用しています。
伸びにくく、切れにくい、丈夫な糸です。
・ニッパー。この1本を糸切り専用として使っています。
金属やワイヤーを切って刃こぼれすると糸が切れなくなってしまうの。
・完成した後、余計な糸を切るためのカッター。
ニッパーで処理する方もいらっしゃいますが、私はカッターの方がやりやすいです。
小回りのきくアートナイフを使っていますが、普通のカッターでも大丈夫。
切れが悪くなったらすぐに刃を交換します。
・針の代わりに銅線を使っています。
1種類ではなく、細く柔らかいもの、少ししっかりしているもの、など
2種類ほどを使い分けています。
バロックパールなどにはビーズ針を使うこともあります。
その場合は糸通しが必須!
こうやって見ると、割とシンプルな道具で糸替えをしていますね。
ワイヤーで仕立てる場合の道具も機会があればご紹介したいと思います。
今回はお母様から娘さんへ、もしくは叔母様から姪っ子さんへ譲る予定のネックレスで、
その前に糸替えをしてきれいにしてほしいというご依頼でした。
どれもそれほど糸は伸びておらず、クラスプ(留金)もきれいな状態でした。
クラスプ交換をお勧めすることもあるのですが、今回はそのまま使用することをお勧めしました。
保存方法も含めてとても丁寧に扱われているか、冠婚葬祭以外使われていなかったか(笑)?
それにしてもご依頼の内容がみんな同じ。偶然とはいえ、重なるわぁ。
次の世代に安心して譲れるよう、キレイにお直しさせていただきました!



