建物を建物で包む⁉️〜千葉市美術館〜

10年以上ぶりに千葉駅に降り立ちました。
ちょっとご用事がありまして。
で、その用事は1時間ほどで済むものでしたが、
せっかく千葉まで来たんですもの、千葉市美術館に立ち寄ってきました。

千葉市美術館はちょっと変わった建物です。

千葉市美術館は、1995年11月3日に千葉市中心市街地の一角に中央区役所との複合施設として開館しました。

美術館の建物は、市内に残る数少ない戦前の建物(旧川崎銀行千葉支店)を新しい建物で包み込むように設計されており、歴史・文化を保存し、次世代へ繋げる美術館のあり方にも共鳴しています。

千葉市美術館 HPより

建物を建物で包む・・・。
奥の古めかしくも素敵な建物を、手前の重厚な柱の建物で包んだということですね。

どの角度から写真を撮っても伝わりにくい。
私の写真の腕の無さよ・・・(悲)

見たかった展覧会は2月中で終わってしまっておりましたので、
常設展の千葉市美術館コレクション展を見てきました。
「房総ゆかりの作家による銅版画」「亜欧堂田善とその時代ー異国の風」の特集でした。
版画好きとしては嬉しい特集です♪

備忘録的にちょこっと感想を・・・。
(個人の感想の記録ですので読み飛ばしてくださいませ)
・メゾチントの大家、浜口陽三が房総にゆかりがあったとは知らなかった
 カラーメゾチントのさくらんぼシリーズ 3点の展示。素敵♪
・清原啓子のエッチングの作品
 繊細なタッチと独特の世界観に惹き付けられる。若くして亡くなったのが残念。
・亜欧堂田善も小さい作品が2点展示されていた(線が細かっ!)
・谷文晁 「芦花照月図」繊細で大胆な筆使いと構図の巧さに見とれる・・・
・バーナード・リーチのエッチング作品もありました
 陶芸だけじゃなかったのね!多才だわ。

常設展を見終わり、1階のさや堂ホールへ。
包み込まれた旧川崎銀行千葉支店の建物は復元保存されており、内部はとても美しいホールになっています。

コンサートにも使用できるそうですよ。

床のモザイクタイルも美しい・・・
贅沢な造りですよね。

チケットもモザイク模様でした♪

美術館を後にして少しお散歩。
途中、小雨が降るお天気でしたが早咲きの桜が満開でした。

久しぶりの千葉、久しぶりの美術館。楽しかった♪
ここのところ美術館はちょっと遠のいていたので、
この春は色々な展覧会に行こうと思っています。